
「楽しいことは、それを楽しみに待つ喜びも大きいものです。その日がきたら思う存分楽しみ、その楽しみをできるだけ長引かせましょう」
ターシャ・テューダーの言葉です。イースターの日の余韻に浸りながらこの記事を書いています。
4月20日はイースターでした。桜の頃から新緑へと変わりゆくこの季節は、あらゆる命の息吹を感じます。
この時期になると、私の心に浮かんではふと口ずさんでしまう歌があります。「ベルベット イースター」荒井由美さんの曲で、青春時代の思い出と重なります。
『空がとっても低い 天使が降りてきそうなほど』
4月20日のイースターの朝、小雨は降りませんでしたが、曇り空。青空は見えなかったけれど、ベルベットのベールが空から降りてきてイエス様の復活と昇天をお迎えするような空を眺めながら、イースター礼拝に足を運びました。
イースターはイエスさまが甦られた喜びの日です。
教会では、午前9時過ぎからジュニアチャーチのイースター礼拝と祝会、10時半からイースターの聖餐式礼拝、その後ランチタイムを挟み祝会ではイースターの喜びを皆で分かちあいました。
午後3時からは有志で住吉川上流にある香櫨園教会の墓地を訪れ、天に召された信仰の先輩がたと共に墓前礼拝が行われました。
墓前で讃美歌575番「球根の中には」を歌いました。春の訪れを感じる頃になると、私の心にその歌詞とメロディーが浮かんでは口ずさんでしまう讃美歌です。今日はこの讃美歌を、礼拝、祝会、墓前で3回歌いました。歌うたびに、喜びと希望で心が満たされた人は、私だけでないと思います。
牧師から「この讃美歌はアメリカ人の牧師夫人が、癌の宣告を受けた夫への思いをもとに作られた讃美歌です。」と聞き、深い愛と希望、神への信頼、生命への慈しみがこめられた詩であることを改めて感じました。
さて、もう一曲。祝会で歌われた歌ですが、私の心を捉え、希望の光を与えてくれた歌があります。それは、有志の方々のウクレレと鍵盤ハーモニカの伴奏に合わせて唄った「バラが咲いた」です。『バラが咲いた バラが咲いた 僕の心に いつまでも散らない 真っ赤なバラが』
お庭に咲いたバラは散ってしまったけれど心に咲き続ける真っ赤なバラは希望の光。もしかしたら、この歌を作詞作曲された浜口庫之助さんはクリスチャン?との思いがこみ上げてきて調べました。思ったとおりに浜口庫之助さんはクリスチャンホームのお生まれで兵庫県のご出身。日本キリスト改革派神港教会(当時は日本基督教団)に通われていたことを知り、喜びで満たされています。
時は流れ行き新緑の季節。春の薔薇が美しく開花し始める頃ももうすぐです。2025年イースターの日に受けた恵を永く心の灯にして新たな歩みを踏み出したいと思います。
K.A

