説教要約2025/1/26「神の持つ関心を知る」

「神の持つ関心を知る」

イザヤ45:14~25

フィリピ2:1~18

 

 父なる神が、独り子である御子イエス・キリストを人として世に遣わしたのは、この世をこよなく愛したからでした。この世を滅びから救うため、人間の言葉で人間に良くわかるように、ご自身の御心を伝えようとされたのです。

 

 しかし、キリストが来たのは、神の愛と御心を言葉だけで伝えたのではありません。キリストは私たちすべての人の罪を担い、十字架によって贖うため、神であるのにもかかわらず、へりくだった人間の姿で現れてくださったのです。そのキリストは、地上生涯においても常にへりくだり、いつも他者を配慮する生活を貫かれました。そして、十字架の死に至るまで父なる神に従順であったのです。

 

 パウロは「あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるからです」と語りました。それは、私たちがキリストのへりくだりと従順に倣い、自分の関心ではなく、聖霊の助けによって「神の持つ関心」を追い求める生き方をしていくためでした。

ですから、キリストと共に歩む私たちの心に、何かの願いが生まれるならば、それを神の御心だと信じて積極的に奉仕を行いましょう。それが御心ならば、神はそれを行わせてくださるからです。そして、そこに素晴らしい世界が現れて来るならば、私たちは「神の子」「世の光」と呼ばれる中で、神の栄光を現わすことができるのです。

 

 そのような人生を歩ませてくださる神を、私たちは喜んで、ほめたたえさせていただきたいと思います。その為に、私たちの内に働く聖霊なる神を信じ、自分の力ばかりに頼らず、神にお任せして働いていただきましょう。そうすれば神は喜んで働いてくださり、奉仕をする私たちの心の中にも大きな喜びが生まれていきます。

牧師 : 宮本幸男

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