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説教要約2025/1/1「愛のこもった新しい1年を」

「愛のこもった新しい1年を」

1コリントの信徒への手紙12:31~14:1

 

 明けまして、おめでとうございます。共に2025年の新しい年を迎えさせていただきました。神は私たちに新しい年を迎えさせ、この年も私たちを通して、ご自分の御心をこの世界に実現していかれます。

 

 ところで、コリントの信徒への手紙(一)13章は、別名「愛の章」とも呼ばれている箇所です。そこには真の愛として「14の項目の愛」が記されています。その愛が自分の内にどれだけあるかを、自分の胸に手を当てて真剣に吟味したならば、何一つ自分に愛がないことに気づかされます。

 

しかし、そのような自分の本来の姿を知ることが、愛の道へと踏み出す第一歩となっていきます。そして、私たち一人ひとりの愛がこの世界の誰かを救っていきます。それは、誰かが皆さんの愛から神の愛を知ることによって救われていくからです。そのために私たちは新しい年を迎えられたのかもしれません。

 

 神がなぜこの世界に自分を生かしているのかは、実際に自分の愛によって、誰かが救われる瞬間に分かることでしょう。だから、私たちはどんな小さなことでも愛を持って、神の御心を実現させる為のお手伝いをするのです。そうすれば、この世に実現した救いの喜びが、今年も生きている意味を分からせてくれます。

 

 私たち一人ひとりは「今年はこんな年にしたい」といった志を持っていることでしょう。けれども、神はなによりも愛の道を歩んで欲しいと願われています。その道を自分自身の力で歩むことはできません。この1年を神の愛をいつも感じて歩ませていただきましょう。神の愛こそが、私たちを愛のこもった新しい1年の道を歩ませる力をもっているのです。

牧師 : 宮本幸男

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