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「こころの友礼拝・ハンドベルコンサート」に出席して

 クリスマスアドベントに2本目の蝋燭の火が灯りました。

 12/8におこなわれた「こころの友礼拝」では、関西学院大学神学部大学院生の坂本子龍神学生による説教があり、続いての第二部では、同大学のハンドベルクワイアの皆さんにより演奏会が催されました。教会堂にはたくさんの人が集われました。

 

 坂本子龍神学生は「生き方で示しなさい」というタイトルで、ヤコブの手紙3章の1節から18節の箇所から説教をされました。

 この章では言葉は心を表す鏡のようなものであるから、言葉を発する舌を慎むことの教えが説かれています。坂本神学生は、「言葉の本質」という著書を引用して、幼子が言葉を修得する過程において身体から覚える感覚が影響すること、それは目が見えなかったヘレンケラー女史が水の温度を手で感じたことから、「冷たい」と言う言葉を学んだエピソードからもわかるように、言葉と心の関連性の密接度を語られました。

 そして13節に、「あなたがたの中で、知恵があり分別があるのはだれか。その人は、知恵にふさわしい柔和な行いを、立派な生き方によって示しなさい。」とあります。イエスキリストの生き方を聖書から学び、一番のお手本として生きること。神から受ける温和で優しさに満ちた義の実を蒔ける(語れる)人になりたい、と思いました。

 

 第二部はハンドベルクワイアによる演奏会。10人の学生さんたちが大小様々な音色のハンドベルを巧みに操られてクリスマスキャロルからポップスまで、7曲の演奏を聴かせてくださいました。息のあったハーモニーは練習の努力の賜物と感じました。会場はあふれる拍手で満たされました。

 

 12月はイエスキリストを信じる私たちにとって、特別な時期。クリスマスを待つ時間は、町のお祭りムードとは違う心の底から温かい泉が湧き出るような喜びを感じられます。今日は若い人たちから、優しい知恵の言葉と美しい音色を通して豊かな恵みをいただけた至福の時間でした。

 

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