11/3の午後は、のりお朋子さんの歌とトークの世界を楽しみました。
コロナ禍でしばらく中断していたチャペルコンサート(教会の地域貢献活動)を、11月3日の14時から開催しました。この日は前日の雨とうって変わって快晴でした。
散歩でもしたくなる青空の下、会場は満席になりました。シャンソン歌手は、のりお朋子さん、経歴は、深緑夏代(宝塚歌劇特別講師)に師事し、門下生として個人指導を受け、1989年にデビュー。梅田コマ劇場、劇場飛天などに出演して三輪明宏とも同じ舞台に立ち、現在は、「古き良き時代のシャンソンを大切に守り、歌い続ける」という方針の教室を開き、毎年聞きごたえのあるコンサートを開催されています。
本日の演奏曲目はシャンソン6曲、讃美歌、クリスマスの歌など合わせて11曲です。
① パリの屋根の下 ② 枯葉 ③ラ ボェーム ④貴婦人 ⑤愛の讃歌 ⑥マイウェイ
<みんなでご一緒に> ⑦百万本のバラ ⑧いつくしみ深い ⑨わが心は ➉きよしこの夜 の10曲とアンコール「摩天楼」の11曲。のりおさんは子どもの頃、教会に通い讃美歌を歌われていたので、讃美歌もとてもお上手でした。
楽しかったのはもう一つ、のりおさんの軽妙なオシャベリです。美しい顔の作り方、エディット・ピアフのこと、自分の人生のことなど面白おかしく話され、会場からは笑いがこぼれ、聞いてうなづく方もありました。
歌い続けて90分。85歳の年を感じさせないしぶくてサビのきいた美しい歌声が会場を沸かせました。参加者はのりおさんの活力に魅せられたようでした。
「教会でシャンソンとは」と、違和感を感じる方もありますが、歌に秘められたそれぞれの人生を、語るように歌う手法で、特にエデット・ピアフの時代の歌には共感出来るものが多くあり、もっと知りたいという人もありました。
コンサートの最後には、一足早くクリスマスソングを皆で一緒に大きな声で歌い、大いに盛り上がりました。
M.T