11月牧師ご挨拶
皆さまやっと暑い日々が過ぎて、紅葉の季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。ご存じかもしれませんが、紅葉は気温と大きな関わりがあり、特に日中と朝夕の寒暖差が大きいと、より美しい紅葉が楽しめると言われています。
そしてこの紅葉は木々が葉を落とすための準備だそうです。つまり紅葉とは老化現象です。しかし、木々の葉が季節とともに色が変化していくように、私たちも老いていく中で、より美しく輝き、周囲を楽しませるような人生を送りたいものです。
また、アメリカの教育学者レオ・バスカーリア作の『葉っぱのフレディ』の中にこんな言葉があります。「世界は変化し続けているんだ。変化しないものは ひとつもないんだよ。死ぬというのも変わることの一つなのだよ。」「いつかは死ぬさ。でも”いのち”は永遠に生きているのだよ」。
この言葉のように、私たちの日常を振り返ってみても「永遠に変わらないもの」などありません。そして「死」もそのひとつです。元気な体も次第に衰え、いつかその役割を終える時が来ます。けれども、いのちは永遠に生きています。
教会で読まれている聖書は、死んだ後の「いのちのゆく先」を希望と共に語っている書物です。今、あなたが将来に不安を感じておられるならば、どうぞ聖書の言葉から希望を受け取ってください。香櫨園教会の行事はどなたでも参加することができます。あなたのお越しを心よりお待ちしています。
牧師 : 宮本幸男