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説教要約2024/08/18 「御言葉を聞く時、神が働く」

「御言葉を聞く時、神が働く」

イザヤ55:8~13

使徒言行録10:44~48

 

 百人隊長コルネリウスは、天使の御告げを受けて使徒ペトロを自宅に招き、イエス・キリストの十字架の救いについての御言葉を聞き始めます。その途中でコルネリウスの家にいる者たちに聖霊が降りました。そして、聖霊を受けたしるしとして彼らは異言を話し、神を賛美し始めたのです。そのように、御言葉を聞く人に神の恵みを気づかせて、賛美をさせるのが聖霊の働きです。

 

 「神の口から出た言葉は、その言葉を聞く者を通して御心を成し遂げ、使命を必ず果たす」ことが私たちに約束されています。だから、聖書から神の御言葉を聞いて、安心して聖霊なる神の働きを信じましょう。聖霊の働きは私たちが御言葉を聞いている時に起こるのです。その御言葉に「信じます」と応答し、私たちを励まして御心を成し遂げようとする神をいつも賛美していたいと思います。

 

 しかし、苦難の人生を歩む私たちが、どんな時にも神を賛美することは大変難しいことです。コルネリウスたちが賛美することが出来たのは、まず彼らが神の言葉を聞こうとして神の御前に出たからでしょう。そして、ペトロが語る言葉を人の言葉としてではなく、神の言葉として受け入れたからだと思います。それはペトロが語る言葉を頭で理解したということではありません。キリストの十字架の救いの出来事を「滅んでいく自分を、神がそこまでして救ってくださった」と、悔い改めと感謝の心で信じたところに聖霊が働いたのです。

 

 聖書の御言葉を神が自分に直接語りかけている言葉として、また他ならぬ自分の救いとして聞くところに聖霊が働きます。その働きは私たちを神への感謝に満ち溢れさせ、賛美する力を与えてくれます。そして賛美の力は私たちを恐れや不安から解放していくのです。だから、御言葉を聞くごとに新しい賛美の力を与えられましょう。その恵みは私たちの苦難の人生を喜びの人生に変えていきます。

 

 自分の努力で自分を救うことは出来ません。救うのは私たちを愛してくださる神ご自身なのです。

牧師 : 宮本幸男

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