「神のことばが人生を変える」
旧約聖書 哀歌1:1~6
新約聖書 使徒言行録10:30~33
ローマの百人隊長コルネリウスは、ペテロを通して神の語りかけを聞くことになります。彼はペトロを通して聞いたキリストのことばによって信仰を始めることになりました。私たちも聖書のキリストのことばを聞いて信仰を始めます。そして、信仰を始めると聖霊の働きにより、自己中心的に生きている生き方が、「神を愛し、人を愛する生き方」に次第に変えられていきます。
また、私たちは同じ聖霊が働く恵み豊かな時代を生きています。この時代においては、イエス・キリストを救い主と信じる者は誰でも、聖書のことばに目を向けることによって、神からのメッセージを直接受け取るようになっていくのです。
そして、メッセージを受け取るのは、自分が満足するためだけではありません。使徒ペトロがコルネリウスにメッセージを伝えたように、神はご自分のメッセージを私たちの隣人に届けるため、私たちを用いようとされています。それは言葉だけでなく、具体的な愛に元づく行為によって隣人を助けるようにと導いてくださるのです。神が私たちをそのように導かれるのは、隣人を愛することによって得られる永遠の命を受け継がせるためです。
イエス・キリストは私たちを愛してくださり、自らが僕となって仕えてくださいました。そして、最期には十字架の上で命を捨ててくださって、私たちに永遠の命への道を開いてくださいました。同じように、神は私たちの隣人をも永遠の命へと導いてくださってるのです。ですから、私たちが聖書を読み祈る中で神のことばを聞くのは、自分のためであり、そして神のため、隣人の為なのです。
神のことばを聞き続けることによって、人生はいくらでも変えられていきます。忙しさの中においても、毎日、聖書を読み祈る生活を続けましょう。これからも神が私たち一人ひとりに語られるメッセージを聞き続けていきたいと願います。
牧師 : 宮本幸男