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地域サロンオアシス(2024/5/25)

5月「地域サロンオアシス」のようす

  5月25日(土)晴天。夙川のオアシスロードは一面緑の葉と紅白のサツキに彩られる美しい季節となり、この道を通って、今日はどなたが来られるだろうかと楽しみです。地域の方と教会員スタッフ併せて34人。始めての方も5~6人来られました。

 

 最初に宮本牧師の挨拶、5月生まれの方のお誕生日祝いの歌を歌いました。ハッピーバースディは「TA○○さん」でした。少し前に東京から引っ越して西宮市に住まれています。このオアシスで友達が出来たらいいですね。

 

 今回のチャレンジコーナーは、オアシスの参加者の方から自分の得意な賜物を披露して交流を行うということで、藤川先生からお話しいただきました。同先生は以前ホスピスで多くの方の看取りをされてこられたご経験があり、次の3本柱でお話ししていただきました。

①    これまでの私の生き方

②    残された人生をどのように生きていくか

③    私がその時がきたら望む事

 

 ①「これまでの私の生き方について」は、終戦後、幼児であったご自身が祖母に預けられたときの孤独な経験のお話など、また、ご自身の目前で老婦人の突然死に遭遇したことから、「人間はいつか死ぬのだ、自分はどう生きるか」などの葛藤が続いたこと。キリスト教に入信してからは、自己中心から神さまにお任せするという信仰に入り死の恐れが軽減したこと。そして医師になり、日常的に人の死に向き合うことになっても、出会った多くの方々と死後の世界で再会のチャンスがあると信じることで、心の支えになっていることなどのお話がありました。

 

 ②「残された人生をどのように生きていくか」については、ありがとうの感謝・笑顔で人と接すること、己の足りる、を知って生きることなど。

③「私がその時が来たら望む事」では、できれば住み慣れた自宅で、平安に。それが困難な場合は、住み慣れたホームで、親しい人にそばに居てもらって逝きたいと。人生最期の態度は、大きなものにお任せする、お委ねする、などとお話ししていただきました。

 

 その後の交流タイムでは、テーブルごとに死について話し合うグループもあり、「平素はタブーな死についてはあまり話さないので、今回は参考になった」と言われる方もありました。

 

 歌の時間は、「蛍」「かわいいかくれんぼ」と、「ともしび」などのロシア民謡も入り、8曲を歌いました。その後もテーブルでは話がはずみましたが、4時には解散しました。

 

 次回は6月22日(土)13:30〜 チャレンジコーナーは「希望工房は私の宝物」のテーマでお話があります。どうぞご参加をお待ちしています。

M.T

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