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「神学部大学院入学で思うこと」

 2020年入学の私はコロナ禍と重なったことで、授業がオンラインで行われることになりました。オンライン授業の時を私は入院先のベッドで過ごし、病院先で授業を受けることでコロナの恩恵に与っていました。私は4年間の大学生活で3度の入院・手術をしたのですが、それにも関わらずストレートで卒業することができたことは、運が良かったと思います。

 

 この頃はオンライン授業の環境に甘えていたこともあり、勉強を全然していませんでした。単位を取る最低限の勉強しかしてきませんでした。3年生となり、コロナ禍が明け対面授業となった頃、私の体調も上向いてきました。体調が良くなり余裕が出たことで、4年での卒業に黄色信号が灯っていることに気が付きました。牧師になる為に関学に来ましたが、神学の学びも乏しく大学の卒業すらも怪しいことに危機感を覚え勉強に励むことになりました。教会生活も単に礼拝に参加するだけだったところから、神学生として奉仕させていただくようにもなりました。派遣神学生として香櫨園教会に来てからは、楽しく教会生活を送りながら説教奉仕など様々な活動に関わらせていただくようになりました。

 大学生の時に、卒業論文や多数のレポートなどで、多少”文章を書く”ということができるようになってきたこと、また”神学の基礎”も少し身に付いたことと思います。

 

 これから大学院の2年間での目標は”読み書きをしっかりできるようになること”としたいと思います。私は今年から大学で教学補佐として働くことになりました。今まではパソコンで変換機能を活用することで漢字が書けていました。しかし仕事の中で実際にペンをもって文字を書くことで、読み書きの能力が足りていないことに気が付きました。与えられた2年間の時間でまた成長できるように。そしてまた一年間香櫨園教会で過ごすことを楽しみに過ごしたいと思います。

神学院生 : 坂本子龍

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