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説教要約23/9/17「自分らしく生きればいい」

「自分らしく生きればいい」 

ホセア書14:2~10

使徒言行録5:12~16

 

 ある意味、教会は罪人(つみびと)の集まりです。時には自分の過去の不道徳な失敗を、自慢する人さえおられます。それは、かつてイエス・キリストが、「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである」と言われたからだと思います。「私は過去にこんなことをしてきました。自分はとんでもない罪人です。」と安心して言えるのが教会なのです。

 

 当時のユダヤの世界において、罪人のレッテルを張られた多くの人々が、イエスの周りに集まりました。そしてイエスは彼らと親しく交流される中で、彼らの弱さを受け入れ、罪を赦されました。実に、彼らはイエスから愛されて、「確かに自分は神に愛されている」と感じて、安心することができたのです。

 そして、キリストの霊である聖霊が、この世界に生み出したのが教会です。その中で、キリストによって神の愛に触れた私たちは、隣人を愛する人へと変えられていきます。聖霊の助けにより、キリストのように人の弱さを受け入れ、人の罪を赦し、互いに愛し合う交わりを作ることができるのです。

 

 聖霊に満たされることによって神の愛が分かります。また、教会の交わりに触れて、天国という存在が分かります。さらに、皆が一人ひとりを受け入れ、認め合う経験をするならば、「自分の弱さのまま、自分らしく生きればいい。」ことを知るのです。

 教会という場所が、そのような場所であるならば、誰でも行ってみたいと思うことでしょう。私たち一人ひとりが聖霊に満たされ、教会の中に豊かに聖霊が働くことによって、この香櫨園教会が、砂漠の中のオアシスのような場所になることに憧れていきましょう。

宮本幸男

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