出エジプト記19:1~6
ヨハネ福音書15:1~11
「つながれば変わる人生」
聖書の中のイエスは、「望むものを何でも願いなさい。そうすればかなえられる」と語られています。確かに私たちの心には願いがたくさんあります。しかしイエスが言われるのは、お金や地位や名誉が欲しいというたぐいの願いではありません。「自分が生きる価値がある存在だと感じたい。」とか、「どんな困難があっても明日を信じて生きていきたい。」など、誰の心の中にもある尊い願いのことです。それらを願えば必ずかなえられることを、イエスは約束されておられます。ただしそこには、「あなたがたがわたしにつながっているならば」という条件が付いています。
このイエスとつながるということを具体的に言えば、「私たちがイエスを信じて祈り、互いに愛し合うこと」です。そのようにしてイエスとつながることのできる場所として、私たちに与えられているものの一つに、日曜日ごとに教会で行われている「礼拝」があります。この礼拝において神は、私たち一人ひとりと深くつながろうとしておられます。
目には見えませんが、この礼拝という共に集まり、祈り、愛し合う場に、イエス・キリストが共にいてくださって、私たち一人ひとりに救いの手を伸ばしてくださっています。
もしあなたが心に心配や恐れを抱え、悲しみに沈んでいるならば、あなたを引き上げようとしていてくださっているのです。その伸ばされている手にしっかりとつながることができるならば、あなたは心に好きなだけ願いをあふれ出すことが許されています。それは他でもない、私たち一人ひとりの手を握ってつながりたいと思われているイエス・キリストの約束であり、父なる神の願いなのです。
ですから礼拝の場では大胆に神とつながり、あなたの願いをあふれ出しましょう。そのようにしてイエスとつながっていくならば、今抱えている心配や恐れることなどは、やがて見えなくなっていきます。あなたの人生は恵に満たされて見事に変えられていくのです。
宮本幸男