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空を見上げて思うこと

 

 長雨が続いていますが、久しぶりに青空と白い雲が見れました。嬉しくなり、携帯電話のカメラで撮しました。

ふと、思いました。この空の向こうにはまだ大雨のために避難されている人々がおられる、と。

 

 新型コロナウィルスも、まだまだ勢力衰えず、人類は恐怖の中にいます。

私の視界には、新型コロナで病床にある人は見えないだけで、現実には病の床におられ、空を眺めるどころでない方々がたくさんおられます。いっときも早く快方に向かわれるように祈ります。

 

 ところで、気候が人々の暮らしや心に及ぼす影響は大きいです。つい先月までは炎暑で、暑い暑いと青い空と白い雲を見上げては、お日様をうらめしく感じていたのに、長雨が続くと日の光が恋しくなります。身勝手なものです。

そして、心の中にも青空、お日様そして、雨。時には大雨になる時もあります。

そのような感情はどこから来るのでしょうか。

心に闇が生まれた時、なんとか救済の道を求めてしまいます。

医薬品が必要なこともあると思います。つい強がりを言ってしまう私ですが、いろいろなサポートがいただけての今だと感謝しています。

 

 心のメンテナンスを計る必要を感じた時、私の力になってくれたのは聖書の言葉です。

聖書を全て読みましたとは言えない私です。しかし、心に刻まれたいくつかの言葉は私の人生に灯りを点してくれています。

 旧約聖書の「伝道の書」

( コヘレトの言葉)は紀元前3世紀に書かれた書ですが、現代を生きる私たちが読んでもうなずける気がします。

 第三章の一節だけ記します。

 「天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。」

 続きは、聖書を手に取られるかインターネットで読んでいただきたいと願います。

 

 この世の中でおきていること、あるいは個人のレベルで直面していること、それらすべてのことに時がある、と思えば、その先に希望が湧いてくる、と解釈する私は楽観的かもしれません。

しかし、自分の力ではどうすることもできそうにないことも、今は「その時」、と思い向き合うことから救いの道がつけていただける気がするのです。

この聖書の言葉がホームページを訪問してくださったあなたの心に止まれば幸いです。

 

止まない雨がないように、新型コロナウィルスの勢力もいつか治まり、マスクを外しての生活ができる時は必ず訪れる、と信じています。

また、この度の大雨の為に避難を余儀なくされ、不安と不自由な生活をされている人々に、癒やしの時が与えられますように。

 

様々な悩みを抱えている人々、自分自身をも含めて、きっと"その時"が来れば、心に笑顔は戻ります。

"その時"がいつなのか?は図りしれません。

道で偶然出逢った生き物が笑顔を取り戻させてくれるときもあるし、手に取った書物の中の一遍や音楽が癒やしになることもあります。

ふと空を見上げた時に視界にいた飛ぶ鳥がパワーをくれたりもします。

そんな"時"の連続が疲れた心を慰め、生きる力を与えてくれて人は生きていけるのではないでしょうか?

 

 最後にもう一つ紹介させていただきたい曲があります。

“From a Distance“

1990年のベット ミドラーのヒット曲。

訳すと、「遠く離れて(見ると)」

湾岸戦争のニュースの合間にラジオから流れてきて心に留まりました。

30年後の今聴いても胸にしみます。一部だけ、訳を紹介させてください。

 

遠く遥か彼方から離れて見る地球は青く美しい惑星

一歩引いて眺めてみたら

人は楽器みたいなもので

みんなでひとつのバンドを組んで行進しているの

そしてそこで奏でてるのは

みんなに希望を与えてくれて

平和をもたらす歌

 

神様は見ておられる

離れた遠いとこから

 

 

https://youtu.be/FTIDp34yNkw

 

K.A

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