今日(7/26)の特別伝道集会には、関西学院大学神学部助教授の橋本祐樹先生におこしいただきました。
最近は新型コロナの蔓延と梅雨の長雨に心晴れにくい日々を過ごしていましたが、橋本牧師の爽やかな笑顔が溢れる説教で、私たちの心の中の暗雲を遠ざけていただきました。
説教題は「人の信仰によって義とされる者」、聖書は新約聖書ルカによる福音書(5章17-20)からの引用でした。
イエスが病人を癒していると聞きつけた男たち。体が麻痺した人を床に乗せて運び、家の中にいるイエスの前に置こうとしました。しかし、沢山の群衆が集まっていて家に入れませんでした。そこで、屋根に登り瓦をはがして床ごとイエスの前につり降ろしたのです。
イエスは運んできた男たちの信仰を見て、「人よ、あなたの罪は赦された」と云われました。
彼らの強い信仰は病を患っていた人を救いました。
私は少し不思議な気さえしました。なぜなら、病を患っていた人は自分の信仰ではなく、他人の信仰」によって救われたのです。
舞台はガリラヤ地方のカファルナウムと言う街。ガリラヤの風が吹く風光明媚な街です。ゲリラが住む死の谷が近くにあり、そこに住む人々の日々の生活は決して平和なものではなかったそうです。
その街にイエス様はやってこられたのです。私は説教を聞きながら聖書の時代に入り込み、あたかもそのシーンに遭遇したような気持ちになりました。
私たちも教会に集い、祈ります。自らの願いの祈りだけでなく、人のためにも一途に祈ります。この祈りをイエス様は受け入れてくださると確信できた説教でした。
午後からは、礼拝堂で軽食の後、教会形成をテーマに学習会が行われました。
予め教会で準備していた教会形成基本方針案の資料が配布されていて、学習会は橋本先生からのアンケートで始まりました。
それは、教会員、牧師という2つの方向性から見て
(1)こんな教会であって欲しい
(2)こんな牧師に来て欲しい
と言う問でした。教会員がそれぞれの思いを紙に記述して提出しました。
先生は集まったアンケートに書かれた教会員の意識に触れながらお話をされました。お話は大変教唆に富んでいて興味深く有意義でした。
アンケートは教会員の考えを再認識できる良い機会になったと思います。
さて創立57年目を迎えた香櫨園教会。現在の森牧師は3代目になられます。
教会員の高齢化も進む中、教会の未来について、教会員と牧師が一緒に考えるきっかけを示していただけたことを感謝いたします。
また、教会形成について聖書に紐解いて解説をしていただき大変勉強になりました。
橋本先生、心に滲み入るようなお説教と、充実した学習会を大変ありがとうございました。
k.A