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「兵庫教区信徒大会2019」に参加して

  「つながりあおう!ささえあおう!」「互助・連帯をたしかなものに!」のスローガンのもと、1123日に兵庫教区信徒大会が開催されました。この大会は2年に一度行われていて、1995年の阪神淡路大震災により中断がありましたが再開されて9回目です。

  今回は但馬地区の7つの教会・伝道所(浜坂教会、香住教会、竹野伝道所、城崎教会、豊岡教会、但馬日高伝道所、朝来教会)を訪問して祈りと交流の時を持ち、そのあと「じばさんTAJIMA」に場所を変え、そこで全大会を持つという企画でした。7つの教会へは、5か所の出発地(JR三田駅、JR宝塚駅、JR姫路駅、神戸栄光教会、兵庫教区事務所)からマイクロバスで向かいました。

 私はJR宝塚駅前から乗り、2時間ほどで朝来教会に着きました。マイカーで来た方々と合わせて31名を、牧師夫妻が出迎えてくださいました。朝来教会はすぐ後ろに山が迫っていましたが、静かでのどかな風景のところにありました。

讃美歌を歌い祈りのときを持ってから、近くを流れる円山川に架かる橋の辺りまで散歩に出ました。暖かい日差しの下、三々五々初めて顔を合わせる者同志が言葉を交わし、和やかなひとときを過ごすことができました。

 朝来教会は創立79年の歴史ある教会ですが、高齢の方が次々に亡くなり、現在の礼拝出席は平均7名だそうです。礼拝堂の正面の両サイドには聖句を達筆な字で書かれた掛け軸があり、その横に牧師夫人が書かれたのも掛けてありました。「30名も集うことはめったにないことです」と喜んでくださいました。

 「じばさんTAJIMA」に着くと、会場の隅にバザーのお店が出ていました。「互助」せんべい、草餅、にんにく、きざみ昆布、リボンのブローチ、布製の猫、ポストカードなど、丹精込めて作られた品々が並んでいました。

全体会では「互助連帯を確かなものに」を実践しておられる、5つの活動報告がなされました。但馬地区の子どものキャンプ、播州地区の信徒交流のこと、「ふくしま・こうべ・こどもプログラム」という東北の子どもを招いての交流、そして青年活動や神戸地区懇談会のことでした。どれも心を込めた熱心な取り組みで、全参加者120名余りが聴きました。

 兵庫県北部の教会は、どこも信徒数がほんとうに少ない中で教会を守っておられます。顔と顔の見える関係づくりをして、つながり支え合うことの必要性を、参加して改めて感じました。

KE・YA

 

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